和顔愛語(わげんあいご)
仏説無量寿経の言葉
よくよく案じれば
お念仏を称え合掌礼拝する姿と
お念仏の声こそがまことの和顔愛語
阿弥陀如来のお姿と名号(みょうごう)が
真(まこと)の和顔愛語
恭敬の心(くぎょうのしん)がおもてに現れ
つつしんで敬う姿が真(まこと)の和顔
真実の功徳である南無阿弥陀仏の名号が
真(まこと)の愛語
和顔はおだやかな顔
愛語は慈愛(じあい)の言葉
恭敬の心(くぎょうのしん)とは
つつしんで敬う心のこと。他力の信心。
和顔愛語は如来の真実心(しんじつしん)が現形した姿
よく考えてみると
和顔愛語は私自身の
虚仮不実(こけふじつ)の心からでてくる姿では
まったくありませんでした
恭敬の心(くぎょう)の心(しん)をもつて
執持(しゅうじ)して名号を称すべし
行文類
虚仮不実(こけふじつ)のわが身(み)にて
清浄(しょうじょう)の心(しん)もさらになし
正像末和讃
うちはむなしく、いつはり、かざり、へつらふこころのみつねにして、
まことなるこころなき身なりとしるべしとなり。
唯信鈔文意