-信は人なり-
信心に生きることが
本当の人として生きることなのです
正覚寺前住職(私の父)は
実父(私の祖父)のことを
心から敬愛していました
この小冊子『父を想う歌』は
昭和53年実父(私の祖父)3回忌のときに作成し
有縁の方に配ったものです
前住職はその年の8月57歳のとき
クモ膜下出血で倒れ右半身不随となり
以後16年間病床の身となりました
前住職は生真面目で不器用な人でしたが
私はとても大事にされ
敬愛しています
叱責されたことはありません
もちろん凡夫ですから
間違いをおかすこともあります
それでも人としての生き方を
16年間の病床生活を通じ
老病死を受け入れることで
身をもってしめしました
お念仏に荘厳(しょうごん)された生涯でした
私もお念仏を称えて 老病死を見つめ
同じ生き方をしたいと思っています
※この小冊子は前住職の手書きです
文字からも生真面目さが伝わってきます
※表紙の先住殿というのは
すなわち父の実父(私の祖父)のことです