ほうわ

み教えに学び自分自身をふりかえります

啓蟄(けいちつ)のころ

ツマグロヒョウモン

3月6日は啓蟄(です)

啓は「ひらく」、蟄(ちつ)は「土中で冬ごもりしている虫」の意味で、大地が暖まり冬眠していた虫が、春の訪れを感じ、穴から出てくる頃のことをいいます。

私は花と同じように小動物や虫を観察したり撮影するのが好きです。

親鸞さまの顕された『教行信証』には
諸天(しょてん)・人民(にんみん)・蜎飛(けんぴ)・蠕動(ねんどう)の類(たぐい)、我が名字を聞きて慈心(じしん)せざるはなけん」 と書かれています。
浄土真宗聖典(註釈版)143頁

諸天・人民とは人間など、蜎飛(けんび)とは飛びまわる小虫、蠕動(ねんどう)は地にうごめく虫のことです。

阿弥陀如来
「人間だけではなく、このような小さな生きものも、私の名号を聞いて、喜び敬う心をおこさないものはないであろう。このように喜びにあふれるものをみなわが浄土に往生させたい」と誓われているのです。

思えば私たちはずいぶん人間中心です。人間だけの救いを考えるのは傲慢(ごうまん)のような気がします。十方衆生にはこのような小さな生きものも含まれています。身近に生きる小さな仲間を大切にする。いのちの共感、そこからいのちの共育が始まるような気がします。

いきものがかり」の仕事が増えそうです

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