ほうわ

み教えに学び自分自身をふりかえります

第2連区布教使研修会受講記

本願寺福井別院本堂

研修会場御本尊

第2連区布教使研修会受講記
期日:2023年8月30日
会場:本願寺福井別院
主催:第2連区 主幹:福井教区布教団 後援:布教団連合
研修講師:天岸淨圓さん(行信教校校長/大阪教区) 
同朋講師:岩本孝樹さん(布教団連合同朋研修講師/奈良教区)
久しぶりに第2連区布教使研修会に対面で参加しました
聞いたことの概要をふり返りました。
聞き違いや思い違いもあると思います、ご了承ください。

1.天岸淨圓さん
①立教開宗の意義
お釈迦さまの教えは多岐にわたるが、その教えを教相判釈(きょうそうはんじゃく)し整理分類するなかで法然聖人は廃悪修善(はいあくしゅぜん)を必要せず、善人も悪人も等しく救われる浄土門をあらわされた。さらに法然聖人は48願全体を選択本願とされたのに対して、親鸞聖人は法然聖人の意図を明確にするため、第18願のみを選択本願と示された。
親鸞聖人御消息「選択本願は浄土真宗なり、定散二善は方便仮門なり」

②宗教が人間のなかでどのような役割を果たすのか
親鸞聖人の書かれたものは救いの究極性が書かれているものが多いが、親鸞聖人御消息第2通には人の信仰がどのようにして成り立つか、信仰が成り立ったら人がどのように変わっていくのかを書かれている。それははこの手紙だけ。

自己中心的な生き方がこれでいいのか。
恥ずかしいという意識があれば、恥ずかしくない生き方をしようとする。

浄土があることによって、穢土(えど)を意識し浄土をねがうようになる。
汚れていることに気がついたら汚れを取ろうとする。

自己中心的に判断するのは自分が判断の主体となっている。それは自分を中心とする宗教だといえる。自分教。

明治以降の宗教教育その問題点

 

2.岩本孝樹さん
「み教えと差別の現実」について
-差別・被差別からの解放-
・「経典」内の差別語・差別表記について
・差別語にどう向き合うか
親鸞聖人の女性観
・変成男子(へんじょうなんし)の問題点

 

3.その他
二人の講師のお話しを聞いて共通していたのは言葉の大切さ。
親鸞聖人は非常に言葉を大切にされた。
言葉は人を励まし、人に生きる力を与える。一方で不用意な言葉で人に絶望を与えたり、人の命をうばうこともある。

 

doubou.hateblo.jp

doubou.hatenadiary.jp