ほうわ

み教えに学び自分自身をふりかえります

地に這(は)い生きるものたちよ

エノコログサ 2023.06.13

境内の作務

昨日は境内・墓地(飛び地境内)全域の除草他の作業をしました
作業時間は4~5時間
歩数計を見たら約14000歩 移動距離は約7㎞~8㎞位
服は長袖 下足は足袋 口にはマスク着用 頭には帽子 
手にカマを持つとき以外は背に10㎏の噴霧器 
経口補水液と塩飴で熱中症対策  

墓地では墓の花立や蝋燭立が落ちているのは
元の位置に戻す作業も
電気柵周辺の除草も・・・
そしてときどき野花や虫の撮影 
これが楽しみ

電気柵周辺の除草もしました
当日は比較的元気でしたが 今日はさすがに疲れが・・・

門徒の方に気持ちよくお参りをしていただきたい
そしてAIの時代だからこそなおさら
豊かな自然を五感で感じてもらいたい
そんな思いで日々作務をしています

 

エノコログサ

写真はエノコログサ(別名ネコジャラシ
作務の休憩の時 撮影しました
エノコログサの花は あの先端のふわふわとしたグリーンの部分

カメラで撮るときにはモニターではなく
ファインダーで見たいので必然的に
顔が地に着くような姿になります
人に見せられるような姿ではありません

 

作務も聴聞の時間

とても平凡な花ですが 平凡な花だからこそ輝いています
人も平凡な人(凡夫)ほど 本当は黄金のように輝いています
親鸞さまはそんな大切なことを教えてくださいました
世のなかで瓦(かわら)や礫(つぶて・小石のこと)のように
価値がない瓦礫(がれき)のごとく
見なされている人たちこそ
本当は黄金(こがね)のような尊厳をもって生きているのだと

世のなかも上から見るのではなく 
地を這(は)うような
石(いし)・かわら(瓦)・礫(つぶて)の視点で見ることが
大切だと親鸞さまは教えてくださいました

今日はエノコログサに学んだことを
お聖教に聞いています
作務もまた聴聞の時間でした


『唯信鈔文意』「いし・かは
ら・つぶてのごとくなるわれらなり」

浄土真宗聖典(註釈版)708頁
このお言葉は 何度も何度も 繰り返し繰り返し 味わっています

おそらく生涯味わいつづけます 合掌

2023.06.14

NHK朝ドラ「らんまん」2023.09.01放送
万太郎の言葉

人間の欲望が大きゅうなりすぎて、

ささいなもんらは踏みにじられていく。
ほんじゃけわしは守りたい。

植物学者として後の世まで守りたい。
わしは植物学に尽くす。

ただそれだけだすきに。

この旅でわしはやるべきことが、

よー分かりました。
わしはどこまでも地べたをいきますきに。

人間の欲望に踏みににじられる前に、
すべての植物の名前をあきらかにして図鑑に永久に刻む!

 

戦争も環境破壊も私たち人間の

欲望と愚かさががおこすものです
なにが踏みにじられようとしているのか
なにが踏みにじろうとしているのか

お念仏を称えながら

カメラのファインダーをとおして
踏みにじられているものたちの

姿を見つめ

声を聞き続けていきたいと思います

「らんまん」の放送を見てブログを更新しました

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