ほうわ

み教えに学び自分自身をふりかえります

話し合い法座

安城御影(あんじょうのごえい)

5月21日 今日は何の日
太陽暦の5月21日は親鸞さまの誕生日です
太陰暦では4月1日
1173(承安3)年に生まれられたので
今年は850回目の誕生日になります

そんなことを考えながら

5月20日 長年ご縁をいただいている寺院の法座に
寄せていただきました

布教活動からは退いたのですが

時折 自分自身の学びのために寄せていただくことがあります

一方通行の法座ではなく 久しぶりの話し合い法座
進行はご住職 時間は約1時間

門徒の方もご住職も私も座ったままです
私の装束は布袍輪袈裟(ふほわげさ)に念珠
黒板を使うのは最小限度にしました

「途中で話の腰を折ってもらってもかまいません」
「どんなことでも話してください」と前置き

考えてみると

「問い・聞き・語る」そんな法座で
耳の底にとどまることを記されたのが
歎異抄でしょう

今回の話しは
親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年の意味」
をテーマとしました(前日に決めました)
決まった結論が用意してあったわけではありません

法座の進め方も開始直前に ご住職と簡単な打合せをしたのみ

臨機応変でありライブです 
私の場合いつもライプです 同じ話は二度とできません

今回は

正像末の三時、末法五濁、化身土文類、正像末浄土和讃
などを念頭に話しを進めました

あとは京都国立博物館親鸞 生涯と名宝」の公式図録を
参加者が閲覧しながら感想を話したり・・・

ご住職や参加者が日頃から思っていることを話したり・・・

参加者のなかには福井教区連研ノート作成の時
ともにスタッフとして参加した門徒推進員の方もおられ
あの時はとても充実した時間を過ごすことができたと
お互いに感謝しあったりしました

連研ノート作成当時は

約2年間かなり白熱した討論をしましたが
あの時学んだことは生涯の宝です

ふり返ってみると
今まで福井教区の多くの門徒推進員と知己を得て
幾度となく真剣に話し合い
どれだけ多くのことを学んできたことか
門信徒と僧侶がともに同じ目線の高さで
学びあい敬いあう
そんな信頼関係をこれからも模索したい・・・

一時間の法座があっという間に過ぎてしまいました
「ちょっと話しすぎたかな 次の時は話さないようにします」
帰るときそんな挨拶をしました

自宅に帰ってから今日の法座をふり返りました
今サミットが広島で開かれているけれど
お互いに対立する人間関係をいとい
お互いに敬いあう人間関係をねがう
御同朋(おんどうぼう)の普遍的な人間関係が
いまの世のなかに一番必要なものではないだろうか・・・

夜が更けても 親鸞さまとふたりの法座がつづきます

2023.05.21 0.32

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