お念仏を称えながら午前中、町内の社会奉仕に参加しました。各所に分かれて草刈り・泥上げ・ゴミ拾い・剪定・などの作業です。壮年会の方はそのあと、文殊山参道整備でした。30度を超える猛暑のなかで皆さん熱心に作業されました。このような地道な努力の積み重ねで町内の環境や景観が保たれています。
よく考えてみると、私たちが生きることも、日々の積み重ねしかないと思えてきました。
お念仏を称えると、生きることすべてが学びになり、聴聞(ちょうもん)になるように思えてきます。
人生の苦悩が機縁(きえん)となり、自分自身のあるべき姿を見つめていく道場となる、それがお念仏の功徳(くどく)かもしれません。社会奉仕も聴聞の時間でした。
お念仏を称えて今日一日を丁寧に生きたいと思います。一日一生。
2022年6月19日
この秋は 水か嵐か 知らねども 今日のつとめに 田草とるなり
世の中は今日より外はなかりけり
今日を大事に それが わが一生を 大事に生きることとなる
正覚寺前住職の言葉
維摩経(ゆいまきょう)
「煩悩(ぼんのう)はこれ道場なり」「三界(さんがい)はこれ道場なり」