ロシア軍のウクライナ侵攻に心をいためていますが、知人からいただいたチューリップの花を見ながら、「チューリップの歌」を思い出しました。
チューリップの歌
さいた さいた
チューリップの 花が
ならんだ ならんだ
赤 白 黄色
どの花みても きれいだな
この歌は近藤宮子さんが、昭和5年(1930年)に作詞したものです。「どの花みても きれいだな」という歌詞が心に響きます。15年戦争が始まろうとしているときに作られました。軍隊の足音が聞こえて、軍事色に塗りつぶそうとされていたときに、弱い立場に置かれていた人に光を当てるような作品だと思えます。
仏説阿弥陀経には「池の中には車輪のように大きな蓮の花があって、青い花は青い光を、黄色い花は黄色い光を、赤い花は赤い光を、白い花は白い光を放ち、いずれも美しくその香りは気高く清らかである。」と書かれています。それぞれが、お互いを認め合い、比べることなく、自分の属性を偽らずに生きていくことができる、そのような世のなかであってもらいたいものです。